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#3
味の探求
新しいものは、大きな声でやって来るとは限りません。ほんの少しの違いに気づいたとき、いつもの輪郭がふっと変わって見える。その瞬間のために日々の積み重ねがあります。
DRESSのオーナーシェフ三田が大切にしているのは、奇抜さではなく、お菓子の基本を土台を崩さないことです。生地の立ち上がり、香りの層、焼き色のわずかな差。基本を揃えることは、守りではなく挑戦のための準備でもあります。ぶれない輪郭があるからこそその先を見にいける。
そのうえで、ほんの少しだけ新しい方向へ。季節の気配、いまの空気感、食べる人の記憶に残る余韻。トレンドも感じながら、必要なものだけを選び取り、DRESSの言葉に置き換えていく。静かに更新していくような探求です。
新潟からもっと広くもっと多くの人に、DRESSを知ってほしい。その願いは、まっすぐな意志として。確かな土台の上に、小さな驚きを重ねながら。DRESSの探求は今日も静かに続いていきます。
その探求は、新しい要素を足すことだけではありません。ある配合を少し戻してみたり、焼きの時間を数十秒ずらしてみたり、あえて余計な香りを削ってみることもあります。小さな違いを試し、確かめ、整える。その繰り返しの中で、DRESSらしい「これだ」という着地点を探していきます。